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成田崇信

成田崇信認証済み

認証済み

管理栄養士、健康科学修士

報告

見解健康的な1日あたりの食塩摂取量について論じる場合には、食事調査だけでは不十分で、尿中排泄量とあわせ、食塩摂取量をなるべく正確に把握することが必要になります。 国民健康・栄養調査で報告されている食塩摂取量は過少に申告されていることが多く、実際の摂取量より少ないと考えられています。 尿中排泄量から見積もられた研究によると、現在でも日本人の食塩摂取量は12~15gの範囲の人が多く、食塩を今よりも多く摂取すると過剰になる可能性が高いと考えられます。 夏場だけのメリットだけで考え、日常の食塩摂取量を増やすと、塩味の乏しい食事で満足を得られなくなり、より多い塩味を求めることに繋がりかねません。 滴り落ちるような汗でナトリウムが喪失される傾向があるので、だらだら汗を流したら食塩補給というアドバイスが現時点では有効ではないでしょうか?

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コメンテータープロフィール

管理栄養士、健康科学修士。病院、短期大学などを経て、現在は社会福祉法人に勤務。ペンネーム・道良寧子(みちよしねこ)名義で、主にインターネット上で「食と健康」に関する啓もう活動を行っている。猫派。著書:新装版管理栄養士パパの親子の食育BOOK (内外出版社)3月15日発売、共著:謎解き超科学(彩図社)、監修:すごいぞやさいーズ(オレンジページ)

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