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中北浩爾

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政治学者/中央大学法学部教授

報告

見解色々な誤解があるようですが、記事にかかれているように、第3号被保険者制度は、会社員らに扶養される配偶者が年金保険料を納めなくても基礎年金を受け取れるのであって、明らかにサラリーマンの専業主婦を優遇する制度。共働き家庭やシングルマザーなどは、いくら家事労働をしても、年金保険料を納めなくてはいけません。また、第3号被保険者制度を廃止するとしても、いきなり廃止するという必要はありません。連合の案でも移行措置が打ち出されています。正確な知識を持って論じることが必要です。この時代にそぐわない制度は、段階的に廃止されるべきです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 門倉貴史

    エコノミスト/経済評論家

    見解主婦年金の廃止を見送ったのは、世帯単位での年金の公平性を維持するうえで妥当な判断といえるだろう。  …続きを読む

  • 高橋成壽

    お金の先生/C FP/証券アナリスト/IFA

    見解第三号被保険者制度は、今の時代では時代錯誤で専業主婦の特権のように見えます。しかし当初は夫が働き、妻…続きを読む

コメンテータープロフィール

中北浩爾

政治学者/中央大学法学部教授

専門は日本政治外交史、現代日本政治論。近著に、『自民党―「一強」の実像』中公新書、『自公政権とは何か』ちくま新書、『日本共産党』中公新書など。

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