見解座ってレジ打ちなどお客様に失礼、といった感覚を持っている人もいない訳ではないのだろうが、ほとんどの人がそんなことは思っていなかったこの話。小売関係者も同じ感覚だろうが、自分がこの慣習を変えて、トラブルが起きた場合、損をするという感覚がサラリーマンの一般的な対応であろう。感じるのは、小売の世界も歴史が長くなり、チェーンストアのサラリーマン組織になってしまった弊害であろうか。ただ、それより、こうした過去の迷信を打ち破ってくれたのが、外国からの人材ということは、移民の増加による多様性は悪くないのであり、閉塞しがちな島国には、けっこう有用なのであろう。日本人のDNA的ルーツが、実は想像以上に周囲の民族の混合であることが最近分かったらしいのだが、そんなことを思い出すニュースでもあった。
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コメンテータープロフィール
みずほ銀行産業調査部で 小売・流通アナリストに10年以上従事。2016年同行を退職後、中小企業診断士として独立、開業。同時に、慶應藤沢イノベーションビレッジでベンチャー支援活動を開始。並行して、流通関連での執筆活動を継続し、TV出演、新聞、雑誌などへの寄稿、コメント提供、講演活動などを実施中。2016年よりITmediaビジネスオンライン「小売流通アナリストの視点」、2021年よりビジネス+IT「流通戦国時代を読み解く」 を連載中2020年よりYahoo!公式コメンテーター。2021年8月「図解即戦力 小売業界」(技術評論社)を発刊。
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