見解都内の私鉄ターミナルである、渋谷、新宿、池袋では駅周辺の再開発計画が目白押しであり、先行する渋谷では駅直結の東急百貨店東横店が、かなり前に姿を消し、今では新たな大型複合ビルが次々とオープンしている。新宿西口も既に小田急百貨店が縮小移転して、今回も小田急、東京メトロ、東急不動産の再開発始動に伴い、ミロードが閉店となる。京王も百貨店を建て替えて再開発する計画が決定しており、今後は池袋西口でも東武百貨店周辺で同様の計画が始まる。私鉄の巨大なターミナルは順次、再開発により全く新たな街に生まれ変わることになるのだが、ミロードのような駅商業ビルは、名前と姿を変えてまた復活することになる。しかし、この三大ターミナルの再開発が完了したとき、今の形での電鉄百貨店は、すべてなくなっているだろう。
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コメンテータープロフィール
みずほ銀行産業調査部で 小売・流通アナリストに10年以上従事。2016年同行を退職後、中小企業診断士として独立、開業。同時に、慶應藤沢イノベーションビレッジでベンチャー支援活動を開始。並行して、流通関連での執筆活動を継続し、TV出演、新聞、雑誌などへの寄稿、コメント提供、講演活動などを実施中。2016年よりITmediaビジネスオンライン「小売流通アナリストの視点」、2021年よりビジネス+IT「流通戦国時代を読み解く」 を連載中2020年よりYahoo!公式コメンテーター。2021年8月「図解即戦力 小売業界」(技術評論社)を発刊。