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室橋祐貴

室橋祐貴認証済み

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日本若者協議会代表理事

報告

解説若者の投票率が80%を超えるスウェーデンなどでは主権者教育(民主主義教育)の柱として、「知識を提供すること」、「民主主義を通して民主主義を経験する機会を提供すること」を掲げています。日本の主権者教育では、前者は「公共」で少しずつ量が増えていますが、後者の方にこれまであまり目が向けられておらず、生徒会は形骸化したりと、身近な社会である学校を自分たちで変える経験を積むことができていないのが現状です(学校内民主主義が実現していない)。学校に限らず、生活の中で民主主義を経験し、自分の意見が聞いてもらえる、社会に影響を与えられると実感することが重要です。スウェーデンの高校生になぜ投票に行くのかを聞くと、自分には社会を変えられるパワーがあり、それを生かしたいからと言っていました。こうした自己効力感が得られる経験を未成年の間にどこまでできるかで、その後の政治参画、社会参画の意欲は変わりそうです。

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コメンテータープロフィール

1988年、神奈川県生まれ。若者の声を政治に反映させる「日本若者協議会」代表理事。慶應義塾大学経済学部卒。同大政策・メディア研究科中退。大学在学中からITスタートアップ立ち上げ、BUSINESS INSIDER JAPANで記者、大学院で研究等に従事。専門・関心領域は政策決定過程、民主主義、デジタルガバメント、社会保障、労働政策、若者の政治参画など。文部科学省「高等教育の修学支援新制度在り方検討会議」委員。著書に『子ども若者抑圧社会・日本 社会を変える民主主義とは何か』(光文社新書)など。 yukimurohashi0@gmail.com

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