補足幅200-500mほどの尾道海峡を越えて向島に渡る渡船の利用者は、1998年の約456万人から、2020年に209万人と半減。向島を繋ぐ「尾道大橋」は1968年からあったものの、徒歩や自転車の場合は、明らかに渡船の方が近道とあって、よく利用されていました。 しかし、「瀬戸内しまなみ海道」開業や、13年の尾道大橋無料化が利用者減少、特に自動車航走減少の直接の引き金となっています。 2021年には民間の2航路を市の第三セクターが継承、社名を「おのみち渡し船」に変更し、共通の回数券・定期券導入などが行われています。一方で福本渡船は独自に経営の維持に動いたものの、保有船舶のうち最新のものでも1984年と老朽化が進み、2022年にはエンジン停止による漂流があったばかり。現状で廃止はやむを得ないのではないでしょうか。
コメンテータープロフィール
鉄道全線完乗・路線バス1800系統乗車・フェリーなど船舶60航路乗船(いずれも国内・202年現在)47都道府県で通勤ラッシュ巻き込まれ&100Km以上ドライブを経験。モードにこだわらず「乗りもの」全般をカバー。 ☆☆ 全国の駅弁・駅そば・ご当地料理を食べ歩き、おうちで再現レシピも作成します(「再現料理人」としてNHK「さし旅」で指原莉乃さんと共演等経験あり) ☆☆ 香川県高松市出身・兵庫県・大阪府・高知県・東京都・神奈川県などに在住経験あり ☆☆ 著書「全国オンリーワン路線バスの旅2」(イカロス出版)2022年6月28日発売!
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