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宮下公美子

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介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

報告

見解103万円の壁,106万円の壁,さらに社会保険料加入義務の130万円の壁の撤廃は、いずれもパートや非常勤で働く多くの女性たちにインパクトを与えます。 一時的には,負担増に苦しむことになるかもしれません。しかし長い目で見れば、労働市場が大きく女性に解放され,女性の働き方を変える可能性を拓く施策ではないでしょうか。 多くの女性たちに支えられている介護業界で活躍できる人が増え,「パートの仕事」という意識も変わっていくかもしれません。 介護業界に限らず、これからの労働力不足を補っていくためには,「本気で働きたい女性たち」を妨げる制度をなくし,そうした意識を持つ女性たちをさらに増やしていく必要があります。 そんな議論が,与野党拮抗する政治状況下で進むことを期待します。

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コメンテータープロフィール

宮下公美子

介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

高齢者介護を中心に、認知症ケア、介護現場でのハラスメント、地域づくり等について取材する介護福祉ライター。できるだけ現場に近づき、現場目線からの情報発信をすることがモットー。取材や講演、研修講師としての活動をしつつ、社会福祉士として認知症がある高齢者の成年後見人、公認心理師・臨床心理士として神経内科クリニックの心理士も務める。著書として、『介護職員を利用者・家族によるハラスメントから守る本』(日本法令)、『多職種連携から統合へ向かう地域包括ケア』(メディカ出版)、分担執筆として『医療・介護・福祉の地域ネットワークづくり事例集』(素朴社)など。

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