見解個別の企業毎に観察する場合には、職階別や役割別に比較していく必要がありますね。職務に対して報酬を払う職務主義の人事制度なのか、人の能力に対して報酬を払う職能主義の人事制度か、制度のあり方によっても、設計思想の違いから、男女の差の出方が異なる結果になると思います。マクロで、国全体としての数値としてみるならば、海外との比較で議論される数値だと思います。また、賃金の格差だけでなく、多様な働き方への対応力なども大切な指標だと思います。さらに、仕事を進めていく上で、集団の中にある無意識のバイアスについても、議論されるべき大切なテーマですね。理性だけでなく感性も用いてこの課題は取り組まれなければなりません。例えば、「居心地の良さ」のような感性の領域の話は、数値にでてこないですが、大きな影響がある要素です。
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コメンテータープロフィール
早稲田大学政治経済学部卒業。銀行員、ベンチャー企業、コンサルファームを経て、JIN-G Groupを創業。グループ3社の経営をしながら、ビジネス・ブレークスルー大学准教授、タイ古式ヨガマッサージセラピストの活動に取組む。また、会社員としてコンサルファームのディレクターとしても活動し、新しい時代の働き方を自ら実践し、お客さまや学生に向け、組織変容や自己変容の支援をしている。組織/個人に対して、治療家として、東洋伝統医療の技能を活用。著書に「21世紀を勝ち抜く決め手 グローバル人材マネジメント」(日経BP社)「リーダーに強さはいらないーフォロワーを育て最高のチームをつくる」(あさ出版)がある。
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