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松平尚也

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農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

報告

補足世界で昆虫食導入について議論が錯綜している。欧州でも一部昆虫食の導入が進むがイタリア等の一部の国では、その導入を基本的に制限する国も出てきている。日本と海外が異なるのは、新規食品導入においてかなり厳しい審査がある点だ。特に昆虫食の様にアレルギーの問題があればなおさらである。日本は昆虫食を含むフードテックが推進される一方でルールや制度が未整備という問題がある。その一方で政府はフードテックを推進しており制度と現場に矛盾がある。  フードテック市場は近年世界で投資が進んできたが、頭打ちになってきている現状がある。当該企業は倒産前に数十人の社員を雇用していたが、破産を決定した背景には補助金申請の失敗もあったと聞く。今後は昆虫食含めたフードテックの中身自体の検討が必要な時期に来ていると言えるだろう。

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  • 西川立一

    ラディック代表/流通ジャーナリスト/マーケティングプランナー

    補足昆虫食は、自販機の登場や、「渋谷パルコ」のリニューアルオープンで、昆虫を使ったメニューを提供するレス…続きを読む

  • 天野和利

    時事通信社・昆虫記者

    補足「まずは家畜やペット用のコオロギ商品で会社の経済的基盤を確立」という反省点が重要ですね。東南アジアな…続きを読む

コメンテータープロフィール

松平尚也

農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学兼任講師。京都大学農学研究科に在籍し国内外の農業や食料について研究。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行ってきた。ヤフーニュースでは、農業経験から農や食について語る。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析する。有料記事「農家ジャーナリストが耕す「持続可能な食と農」の未来」配信中。メディア出演歴「正義のミカタ」「めざましテレビ」等。記事等に関する連絡先:kurodaira1974@gmail.com(お急ぎの方は連絡先をご教示くだされば返信します)。

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