提言物流は予定通り届くもの、送料は無料、のようなかつての感覚と、今現在は状況が全く変わりました。 物流のような縁の下の力持ち的仕事は目に見えないため、なかなか一般消費者には実感しづらいと思いますが、通販事業者はもうこれまでのような、ジャストインタイムの正確な日程保証などできないことを前提にシステム構築すべきです。 特におせちやクリスマスのような季節催事品は時候がずれれば価値がなくなることから、一番危険な商品カテゴリーでしょう。 街のお店がどんどんつぶれて、通販メガサイトに取って代わられてしまう以上、消費者は自己防衛するしかないと思います。
コメンテータープロフィール
東北大学特任教授/人事コンサルタント/産業カウンセラー。コミュニケーション専門家として企業研修や大学講義を行う中、危機管理コミュニケーションの一環で解説した「謝罪」が注目され「謝罪のプロ」と命名されるが、実はコミュニケーションとキャリアデザインのWメジャーが専門。ハラスメント対策、就活、再就職支援など、あらゆる人事課題で、上場企業、巨大官庁から個店サービス業まで担当。理系学生キャリア指導の第一人者として、日本初の理系専用キャリアガイドを著わし、理系マイナビ他Webコンテンツも多数執筆。30代に会社を辞め、自費によるロンドン大学大学院留学でキャリアチェンジを果たしたリスキリング先駆者。