「怖い、夜は閉鎖してほしい」 道の駅で「爆音走行」や「たむろ行為」 迷惑行為に自治体が対策
広島ニュースTSS
東広島市の道の駅で深刻化しているバイクや改造車集団による深夜の迷惑行為。 国や市などは7日から対策に乗り出します。 【近くに住む人】 「スピンをしているのを見た」 Q:駐車場の中で? 「交差点ですね。(道の駅開業前に)まっすぐの道ができたということで格好の暴走ロードになった。そのうえに道の駅ができたことでそこが集会の場みたいになっている」 <映像提供:広島国道事務所(去年11月)> これは去年11月、迷惑行為の様子を捉えた監視カメラ画像です。 時刻は午後10時前、騒音を出すバイクが集結し”たむろ行為”が始まったといいます。 また別の日には深夜に改造車が集結。 愛車の自慢をしあっているのか…、駐車場内でたむろする様子がありました。 【鈴木記者】 「深夜の迷惑行為が深刻化しているのは、こちらの道の駅です。日中はドライブで訪れる人や親子連れの姿もありますが、一方で夜になるとあちら住宅街の近隣住民の生活を脅かしているということです」 【近くに住む人は】 「特に週末。金曜日とか土曜日とか。ふかす、ブワーンと。ただ走るだけじゃない。空ぶかしのようなことをしているから…寝ていたら目が覚めてしまうくらい…」 「私は耳栓していますから」 Q:耳栓して寝ている? 「そうです」 「キャンピングカーで来た友達があそこにとまったときにもう寝られたもんじゃないと聞いた。車が集まって自慢するような形でワイワイしていたからと」 2022年7月にオープンした道の駅「西条のん太の酒蔵」。 特産品の直売所のほかコンビニもあり物流を支える多くの長距離ドライバーにとっても貴重な休憩スポットとなっています。 しかし、開業直後からこれまでにサーキット場かのような爆音走行など相次ぎ、「怖い」「夜間は閉鎖してほしい」などの苦情が多く寄せられていました。 国交省・広島国道事務所などは対策として7日から大きな一手を打つことにしました。 【鈴木記者】 「午後1時すぎです。いま看板が運び込まれました。見てみると警告という言葉とともに近隣に配慮に欠けた行為など禁止すると強い言葉で書かれています」 警告看板の設置だけでなく、午後10時以降は駐車場内20か所に設置している照明をすべて消灯します。 さらに…。 【鈴木記者】 「このあたりには近く『減速バンプ』と呼ばれるかまぼこ状の突起物を設置し、低い車高の車への対策、またドライバーが速度を落とすような効果を狙います」 【道の駅西条のん太の酒蔵・大室哲史駅長】 「地域の方や道路利用される方が夜間でも安心して休憩いただけるような場を目指しているので、そこに一歩でも近づければということで今後も取り組んでいく」 広島国道事務所によると、これまで岡山県内の道の駅でも同様の対策を行い「効果があった」ということで、早期に効果が出ることが期待されます。
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