Yahoo!ニュース

前田恒彦

前田恒彦認証済み

認証済み

元特捜部主任検事

報告

解説逮捕されたタクシー運転手は「縁石に乗り上げたと思っているので納得いかない」と供述しているとのこと。 現場は袋小路になっており、この住宅街に車で入り込むと転回できず、バックで大きな道まで戻らなければならないようですが、どの程度の速度でバックしたのか、その際、被害者はどこにどのような状態でいたのか、立っていたのか酔って道路に倒れ込んでいたのかなど、事故状況の解明が求められます。 タクシーのドラレコが後方も撮影するものであれば決め手となりますし、前方だけしか撮影されないものでも、事故後の状況は記録されています。防犯を兼ねて車内の状況を撮影しているものも多く、これで運転手の事故時や事故後の様子も明らかになります。 まずはドラレコを押収、解析することが先決でしょう。本当に縁石に乗り上げただけだと思っていたのなら、映像を消去したりメモリーカードを捨てたりはしていないはずですから。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった11757

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 上西一美

    日本事故防止推進機構理事長/株式会社ディ・クリエイト代表

    見解まず、縁石に乗り上げたという証言ですが、縁石でも当て逃げとなります、よって、縁石だから大丈夫ではなく…続きを読む

コメンテータープロフィール

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

前田恒彦の最近のコメント