ド軍が4年ぶりWS制覇 大谷翔平&山本由伸は歓喜…ヤ軍に史上初の5点差逆転勝ち
大谷は4打数無安打も…メジャー7年目で初の栄冠
【MLB】ドジャース 7ー6 ヤンキース(日本時間31日・ニューヨーク) ドジャースは30日(日本時間31日)、敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦で最大5点差を逆転勝ち。2020年以来4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を果たした。大谷翔平投手は「1番・指名打者」で先発出場し、4打数無安打に終わった。それでも、移籍1年目で初めての栄冠をつかんだ。 【画像】「真美子さんが撮った写真かな」 大谷翔平が試合後に公開した1枚が話題 剛腕コールを打てなかった。初回先頭は初球95.6マイル(約153.9キロ)に中飛。3回2死一塁は外角ボールになるチェンジアップに左飛に倒れた。5回1死満塁では空振り三振。高めの速球に押され、最後は低めへ落ちるナックルカーブにバットは空を切った。1点を追う7回先頭は遊ゴロ。二塁ベース付近を守っていた遊撃・ボルピーのシフトにハマった。同点の8回1死一、三塁は捕手の打撃妨害だった。 26日(同27日)の第2戦で左肩を亜脱臼。28日(同29日)の第3戦から強行出場を続けたが、打撃への影響は大きかった。ワールドシリーズは5試合で19打数2安打の打率.105、打点なしに終わったが歓喜の瞬間に向け、尽力した。 第5戦は壮絶な試合となった。先発フラハティが乱調で、初回にジャッジの先制2ラン、チゾムJr.の2者連発となる右越えソロで3点の先制を許した。4点リードの3回から先頭・スタントンのポストシーズン球団新記録となる右中間7号ソロを被弾。一時5点のリードを奪われた。 しかし、ヤンキースの守乱を逃さなかった。5回無死一塁から中堅ジャッジの落球、遊撃ボルピーの送球エラーと失策が続き、2死後、ベッツの一ゴロに投手のコールが一塁ベースカバーに入らず。フリーマンの中前2点打、テオスカー・ヘルナンデスの中越え適時二塁打で一気に追いついた。 6回に6番手グラテロルが3四球と崩れて無安打で勝ち越し点を献上。しかし、打線は1点差の8回に連打と四球で無死満塁の絶好機をつかみ、ラックスの中犠飛、ベッツの中犠飛で逆転した。投げては7番手トライネンが6回途中から救援して2回1/3を無失点。9回は先発のビューラーが締めた。ワールドシリーズ制覇が決まった試合で5点差逆転勝ちは史上初めてだ。
Full-Count編集部