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倉原優

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呼吸器内科医

報告

補足レジオネラ症は4類感染症に位置付けられている感染症で、エアロゾルを吸入することで感染する呼吸器感染症の代表格です。レジオネラ属菌はヒトからヒトへ感染することはなく、新型コロナのように家族や友人へ感染を広げることはありません。レジオネラ症などの非定型病原微生物を疑っていないと、効果的な抗菌薬が処方されませんので、「抗菌薬が効かない肺炎だ」と呼吸器内科に紹介されることもあります。私たち医師も注意が必要な感染症です。最近では、「発熱患者が新型コロナかどうかに目が向いてしまい、レジオネラ症を含む他の感染症を見落としてしまわないよう注意するべき」と啓発する論文も出ています。

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  • 東賢一

    近畿大学 医学部 教授

    見解病院の半径3キロ以内に居住または勤務している人たちにレジオネラ症が発症しています。数名からは、病院の…続きを読む

コメンテータープロフィール

国立病院機構近畿中央呼吸器センターの呼吸器内科医。「お医者さん」になることが小さい頃からの夢でした。難しい言葉を使わず、できるだけ分かりやすく説明することをモットーとしています。2006年滋賀医科大学医学部医学科卒業。日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医・代議員、日本感染症学会感染症専門医・指導医・評議員、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本結核・非結核性抗酸菌症学会結核・抗酸菌症認定医・指導医・代議員、インフェクションコントロールドクター。※発信内容は個人のものであり、所属施設とは無関係です。

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