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熊田安伸

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SlowNewsプロデューサー/報道実務家フォーラム理事

報告

補足東京地検特捜部の不起訴処分は不当だとして検察審査会に審査を申し立てたのは上脇博之教授です。教授によると、東京第5検察審査会は10月9日に「不起訴不当」の議決をし、議決書作成は23日だったそうです。 しかしその通知書の日付は1週間あまり後の11月1日になっていて、11月3日になってようやく審査申立人である教授のもとに届いたそうです。教授は「なぜ総選挙の投票前に通知されなかったのか?」と疑問を抱いている模様。この経緯は確かに知りたいですね。 さて、検察審査会の議決には3種類あり、そのうちの不起訴不当となったことで、今後は検察官が再び捜査を行い、改めて起訴・不起訴を判断します。再び不起訴となれば、事件は終結。起訴されれば、刑事裁判がスタートすることになります。

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コメンテータープロフィール

熊田安伸

SlowNewsプロデューサー/報道実務家フォーラム理事

1990年NHK入局。沖縄局、報道局社会部で「公金」テーマに調査報道。2006年、スクープをめぐる民事訴訟で記者の取材源秘匿を認める最高裁の初判断を勝ち取る。新潟局、仙台局では震災報道を指揮し、Nスぺ『追跡 復興予算19兆円』でギャラクシー大賞。17年、NHKの公共メディア化に尽力、「政治マガジン」「NHK取材ノート」など開発・運営。21年にSlowNewsに移籍し、調査報道記事をプロデュース。著書に『記者のためのオープンデータ活用ハンドブック』があり、これまでに20の報道機関でオープンデータ活用の講師を務めた。現在、SlowNewsで『災害前線報道ハンドブック』を連載中。

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