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工藤啓

工藤啓認証済み

認証済み

認定特定非営利活動法人育て上げネット 理事長

報告

見解まずは、このたこやき屋さんの店主に、取り組み状況を社会に共有してくださったことに感謝します。 非営利の取り組みの観点から考えたとき、限定された日数を広げた際に、想像していなかった利用方法、利用者がいることがわかった、というのは非常に重要な示唆です。それだけ非営利活動を広げるのは難しさがあります。 転売した(してしまった)中学生に直接注意をしたことは、まだ未熟な存在に大人がしっかり関与した意義は大きいです。その子の成長によい影響があると願います。 このようなことが起こるとルール化の必要が出て来てしまいます。シールを張るなど、その負担を店主が負わなければならないことは、長く続けていくことの阻害要因となります。 近隣の方々であれば、食べて応援できます。余裕があれば自分の子どもの分は定価で買うことや、(受け取っていただけるなら)お釣りを他の子のために、とお店に預けることで応援できます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 井出留美

    食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)

    補足Xで店主の方が転売のことを投稿していたとき、なんともいえない悲しさを感じました。せっかく善意でやって…続きを読む

  • なかのかおり

    ジャーナリスト(福祉・医療・労働)、早稲田大研究所招聘研究員

    補足お弁当の受け取りは子供のみと、厳しめに決めている子ども食堂は、大人だけで受け取りにくるケースがあるか…続きを読む

コメンテータープロフィール

工藤啓

認定特定非営利活動法人育て上げネット 理事長

1977年、東京都生まれ。成城大学中退後、渡米。Bellevue Community Colleage卒業。「すべての若者が社会的所属を獲得し、働くと働き続けるを実現できる社会」を目指し、2004年NPO法人育て上げネット設立、現在に至る。内閣府、厚労省、文科省など委員歴任。著書に『NPOで働く』(東洋経済新報社)、『大卒だって無職になる』(エンターブレイン)、『若年無業者白書-その実態と社会経済構造分析』(バリューブックス)『無業社会-働くことができない若者たちの未来』(朝日新書)など。

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