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久保田博幸

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金融アナリスト

報告

見解ユーロ円も164円50銭台あたりまで上昇してきており、こちらは8月半ばに付けた163円80銭近辺を抜けてきた。ユーロ円は7月に付けた175円台あたりまで節目らしい節目はない。ドル円についても特に節目らしい節目はなく、こちらもチャート上からは7月につけた直近の最高値となる161円94銭あたりが視野に入る。ここにきての円安の動きの背景には、FRBの利下げ観測の後退による米長期金利の上昇がある。米長期金利は4.2%台に上昇し、7月に付けた4.28%あたりが次の目処となる。衆院選の行方も混沌としており、こちらも不安要因として円安の要因となっている可能性がある。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 藤代宏一

    株式会社第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミスト

    補足記事内にあるとおり米国側の要因が大きいと思います。足元ではFRBによる利下げ観測が日増しに後退してい…続きを読む

コメンテータープロフィール

フリーの金融アナリスト。1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。幸田真音さんのベストセラー小説『日本国債』の登場人物のモデルともなった。日本国債や日銀の金融政策の動向分析などが専門。主な著書として「日本国債先物入門」パンローリング 、「債券の基本とカラクリがよーくわかる本」秀和システム、「債券と国債のしくみがわかる本」技術評論社など多数。

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