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久保田博幸

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金融アナリスト

報告

見解米連邦議会選では共和党が上院の過半数を獲得。下院でも多数派となり、いわゆるトリプルレッドとなったことでトランプ氏の政策が進めやすくなる。こうした政策が輸入物価の押し上げや人件費の上昇につながるとの見方があるため、物価上昇が懸念される。歳出削減をしないまま、トランプ氏の主張する政策を推し進めれば、財政赤字が拡大するとの懸念も出てくる。そこで米長期金利が上昇圧力を強め、14日の東京時間に米長期金利は上昇し4.5%に接近した。この米長期金利の上昇を背景に、円売りドル買いが進み、ドル円は156円台に。米長期金利は節目の4.5%を超えて、5%を目指す可能性も出てきた。円安ドル高にさらに拍車が掛かる可能性がある。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 渡辺浩志

    ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

    解説トリプルレッドが確定しトランプ政策の実現性が高まると、インフレ再燃や財政悪化懸念から米長期金利が上昇…続きを読む

コメンテータープロフィール

フリーの金融アナリスト。1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。幸田真音さんのベストセラー小説『日本国債』の登場人物のモデルともなった。日本国債や日銀の金融政策の動向分析などが専門。主な著書として「日本国債先物入門」パンローリング 、「債券の基本とカラクリがよーくわかる本」秀和システム、「債券と国債のしくみがわかる本」技術評論社など多数。

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