見解今回のCOP29では、途上国支援の増額が最も重要な議題の一つとなっていた。途上国は現状の1000億ドルから10倍の1兆ドルの資金拠出を求めていたが、現状の1000億ドルでさえ確保は困難を極めている。その中で、何とか3000億ドルへの増額で妥協が成立した、という恰好だろう。しかし、合意が成立したからと言って、3000億ドルまでの増額は決して容易ではない。来年の初めからスタートする米国のトランプ政権は気候変動対策に後ろ向きであり、途上国資金の増額を受け入れるかどうか、全く読めない状況にある。EUは支援には熱心でも懐事情は厳しい。ロシアとの対立を意識して安全保障強化に大幅な資金が必要になっている。来年以降の実際の途上国支援がどうなるのか、要注目である。
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専門は国際エネルギー情勢の分析とエネルギー政策の研究。エネルギー安全保障問題やエネルギー地政学に詳しい。
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