Yahoo!ニュース

小久保重信

小久保重信認証済み

認証済み

ニューズフロントLLPパートナー

報告

補足筆者からの補足です。WSJは「クアルコムにとって、インテルの買収は半導体業界の新セグメントに進出する助けになる」と伝えています。クアルコムはスマホ向け半導体のほか、近年では自動車やIoT(モノのインターネット)用半導体のポートフォリオを構築しています。インテルを買収すれば、パソコンやサーバー向けの大規模事業が加わることになります。ただし、ファブレス(自社工場を持たない)のクアルコムとインテルの事業・投資戦略は大きく異なります。クアルコムの前会計年度の設備投資は15億ドルで、売上高のわずか4%強でした。一方、インテルは昨年、設備投資に258億ドルを費やしました。これは売上高の約48%に相当します。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった63

コメンテータープロフィール

小久保重信

ニューズフロントLLPパートナー

同時通訳者・翻訳者を経て1998年に日経BP社のウェブサイトで海外IT記事を執筆。2000年に株式会社ニューズフロント(現ニューズフロントLLP)を共同設立し、海外ニュース速報事業を統括。現在は同LLPパートナーとして活動し、日経クロステックの「US NEWSの裏を読む」やJBpress『IT最前線』で解説記事執筆中。連載にダイヤモンド社DCS『月刊アマゾン』もある。19〜20年には日経ビジネス電子版「シリコンバレー支局ダイジェスト」を担当。22年後半から、日経テックフォーサイトで学術機関の研究成果記事を担当。書籍は『ITビッグ4の描く未来』(日経BP社刊)など。

関連リンク(外部サイト)

小久保重信の最近のコメント