Yahoo!ニュース

木村元彦

木村元彦

認証済み

ジャーナリスト ノンフィクションライター

報告

なぜ日本人監督が規定路線になってしまったのか?その説明が無い。ブラジル大会惨敗の際には「W杯を戦った経験のある監督」という理由から、アギーレ、ハリルホジッチに繋がった。その流れは理解し納得が出来る。しかし、またしてもサッカーの質に触れない会長の鶴の一声で代表監督が決まってしまう時代に逆戻りである。これでは技術委員会は何のために存在したのか分からない。川淵三郎会長時代は「ジーコに訊いてみろ」と経験の無い人物にやらせて失敗。責任回避のために「オシムって言っちゃったね」でオシムに決まり、そして田嶋幸三会長は「コミュニケーション不足」というぼやけた言い方でのハリル解任。 田嶋会長が姑息で愚劣なのは「これからはオールジャパンで」と言い方でナショナリズムに依存して批判を散らそうとしている点である。これはテッドマール・クラマーを始めとして日本サッカーを導いてくれた外国人指導者に対する冒とくである。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった6594

コメンテータープロフィール

木村元彦

ジャーナリスト ノンフィクションライター

中央大学卒。代表作にサッカーと民族問題を巧みに織り交ぜたユーゴサッカー三部作。『誇り』、『悪者見参』、『オシムの言葉』。オシムの言葉は2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞、40万部のベストセラーとなった。他に『蹴る群れ』、『争うは本意ならねど』『徳は孤ならず』『橋を架ける者たち』など。

関連リンク(外部サイト)

木村元彦の最近のコメント