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木村元彦

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補足法元さんは、アンダースローの三沢淳選手獲得のときも水原監督から、「慶應閥同士で会社との話はついているから」と言われて獲得指令を受けるも実際はそうではなく、門前払いで、いわば無茶振りであったのだが、ゼロから関係を築いて契約を実現させている。星稜の松井秀喜のときは、九州地区担当でありながら、中日の形勢不利とみるや、北陸に投入されている。(松井は最終的にドラフトでクジが外れてしまったが)そこからは球児時代のゴジラが希望球団をメディアに公言するまでに巻き返した。スカウトという職種の紛れもないエースだった。誠実な人柄で入団後も伸び悩む選手たちの面倒を見続けた。スカウトが同じ選手というのは、育ての親が一緒であるかのように仲間意識があり、田尾、小松、都、牛島、井上など、世話になった選手たちが法元会という親睦会を作っているのは知られた話である。

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コメンテータープロフィール

木村元彦

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中央大学卒。代表作にサッカーと民族問題を巧みに織り交ぜたユーゴサッカー三部作。『誇り』、『悪者見参』、『オシムの言葉』。オシムの言葉は2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞、40万部のベストセラーとなった。他に『蹴る群れ』、『争うは本意ならねど』『徳は孤ならず』『橋を架ける者たち』など。

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