見解チームが難しい状況のときに旅立つ選手に対し、ファンが複雑な感情を抱くのも当然のことではあります。 ただ、たった一度しかないサッカー人生、しかも選手生命はいつ終わるかもわからない。そういう環境に身を置くプロ選手が、より強いチームから良いオファーを受けたときに決断を下すことを止める道理はないでしょう。 シーズン中の移籍であるため契約解除金は支払われることになると思われますので、群馬が一方的に損をするということもないでしょう。 その金額は年俸に比例して設定されるものなので、もしそれが「安すぎる」と感じるのならば、そもそも選手の価値に見合う給料を払っていなかったというだけとも言えるかもしれません。
コメンテータープロフィール
1979年8月7日生まれ。大分県中津市出身。2002年から育成年代を中心とした取材活動を始め、2004年10月に創刊したサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の創刊事業に参画。2010年からは3年にわたって編集長を務めた。2013年8月をもって野に下り、フリーランスとしての活動を再開。古巣の『エル・ゴラッソ』を始め、『スポーツナビ』『サッカーキング』『サッカークリニック』『Footballista』『サッカー批評』『サッカーマガジン』『ゲキサカ』など各種媒体にライターとして寄稿するほか、フリーの編集者としての活動も行っている。著書『2050年W杯日本代表優勝プラン』（ソルメディア）ほか。
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