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加藤智二

加藤智二

認証済み

日本山岳ガイド協会認定山岳ガイド・カメラマン

報告

提言富士山登山に関わる地元の関係者のご苦労は生みの苦しみでより良い観光地へ向かっている道筋、登山道のようにジクザクとアップダウンを乗り越えるため、歩みを止めてはいけないと考えます。4000人制限と山小屋宿泊利用などでの地元経済への影響はそこを生活基盤とする方々には大きな変化なので、丁寧な対応は重要でしょう。富士山の魅力は登山行為だけではないですが、狭き門であっても公平性があれば利用者は納得せざるをえないでしょう。4000人の利用者の評価も今後の注目点です。運用する側、利用する側の其々意見が出てくるのが当然です。変化に対応できないこと自体が問題だと私は認識しています。自然環境体験と周辺観光の魅力向上と合わせ、”狭き門の富士登山”の価値を高める努力が大切です。富士山登頂は個人における素晴らしい体験で、登頂に価値がある訳では無いのです。新しい富士登山スタイルを前向きに受け入れて行きたいと思います。

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コメンテータープロフィール

加藤智二

日本山岳ガイド協会認定山岳ガイド・カメラマン

ネパール・パキスタン・中国の8000m級ヒマラヤ登山を経験。40年間の登山活動で得た登山技術、自然環境知識を基に山岳ガイドとして活動中。ガイド協会発行「講座登山基礎」、幻冬舎「日本百低山 日本山岳ガイド編」の共同執筆。阪急交通社「たびコト塾(山と自然を学ぶ)」、野村證券「誰でもできる健康山歩き」セミナー講師。山岳・山歩きに関するテレビ番組への出演・取材協力。頂上を目指さない脳活ハイキングの実践。登山防災協議会会員、一般社団法人日本山岳レスキュー協会社員、公益社団法人日本山岳ガイド協会安全対策委員会委員長、山岳ガイドステージⅡ。

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