見解仕事の部分はありますが、NHK紅白歌合戦をリアルタイムで毎年観るファンの1人です。 バランスは取れているかとは思いますが、特別枠に期待を持たせる手法について一言申し上げます。 今年もこれから何組かの「特別枠」での出場者が発表されるのでは?と思いますが、それについては些かの疑問を禁じ得ないと長年メディアで語リ続けている私です。 正規出場歌手から特別枠での出場者たちをいわば差別化し始めてから、紅白のパワーが落ちてきているように思えてならないのです。 特別は特別だからこそ意味があるのであって、毎回毎回一定の枠が用意されているのは、もはや特別ではないでしょう。 視聴者の興味を少しでも長く引っ張っておきたいという関係者の意図が透けて見えるように思えてなりません。 本来の出場者で真っ向勝負する、限りなく全員がNHKホールで生歌唱する、紅白の原点に立ち返ることで佳き緊張感が生まれるはずです。
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コメンテータープロフィール
同志社女子大学メディア創造学科教授 コラムニスト 。早稲田大学政治経済学部卒 関西学院大学大学院文学研究科博士課程中退毎日放送(MBS)プロデューサーを経て現職 。専門は「メディアエンターテインメント論」。朝日放送(ABC)ラジオ番組審議会委員長 /スポーツチャンネルGAORA番組審議会副委員長 日本笑い学会理事/「影山貴彦のテレビ燦々」(毎日新聞)等コラム連載。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」「テレビのゆくえ」「おっさん力」等
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