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治部れんげ

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東京科学大学リベラルアーツ研究教育院准教授、ジャーナリスト

報告

補足県庁を魅力的な職場にする良い取り組みだと思います。給与を上げるのは難しくても、ワークライフバランスが取れれば求職者を集めやすくなりそうです。 日本では珍しくても、既に「週4日勤務」の試行事例が各国にあります。ルールはシンプルです。 1)勤務日を週4日にする 2)仕事量は週5日勤務と同じ 3)報酬も変えない ベルギーは2022年、EUで初めて希望する人が「週4日勤務」できる法制度を導入しました。既にアイスランド、ニュージーランドは導入済です。英国では2022年に70社が参加し「週4日勤務」を試みました。 仕事の効率を上げる必要があるため、不要な会議がなくなり、個人の裁量で仕事を進めることが増えたそうです。 今の日本では「そんなの無理」と言う人が多いかもしれませんが、かつて週休1日(休みは日曜だけ)だったことを知る人は、変えることは可能と思うのではないでしょうか。

コメンテータープロフィール

治部れんげ

東京科学大学リベラルアーツ研究教育院准教授、ジャーナリスト

1997年一橋大学法学部卒業後、日経BP社で16年間、経済誌記者。2006年~07年ミシガン大学フルブライト客員研究員。2014年からフリージャーナリスト。2018年一橋大学大学院経営学修士。2021年4月より現職。内閣府男女共同参画計画実行・監視専門調査会委員、国際女性会議WAW!国内アドバイザー、東京都男女平等参画審議会委員、豊島区男女共同参画推進会議会長など男女平等関係の公職多数。著書に『稼ぐ妻 育てる夫』(勁草書房)、『炎上しない企業情報発信』(日本経済新聞出版)、『「男女格差後進国」の衝撃』(小学館新書)、『ジェンダーで見るヒットドラマ』(光文社新書)などがある。

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