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治部れんげ

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東京科学大学リベラルアーツ研究教育院准教授、ジャーナリスト

報告

補足子どもに対する暴力に対して、児相と警察が動いたことが見出しから分かります。被害に遭った男の子が今後、安全な環境で安心して暮らせることを願います。 今でも「しつけ」と称した体罰が家庭や学校で行われているのは許しがたいことです。 2020年4月に成立した改正児童福祉法は、以下の条文で親権者等が子どものしつけに際して体罰を加えることを禁止しています。 「児童福祉法14条1項: 児童の親権を行う者は、児童のしつけに際して、体罰を加えることその他民法第820条の規定による監護及び教育に必要な範囲を超える行為により当該児童を懲戒してはならず、当該児童の親権の適切な行使に配慮しなければならない。」 つまり、記事に書かれている「28歳男性」の行為は法律違反です。「しつけに熱心な親」として正当化されるものではありません。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 高祖常子

    子育てアドバイザー/キャリアコンサルタント

    見解被害にあった男の子のケガの回復はもちろんですが、心の回復を祈るばかりです。 男の子は実子ではないと…続きを読む

コメンテータープロフィール

治部れんげ

東京科学大学リベラルアーツ研究教育院准教授、ジャーナリスト

1997年一橋大学法学部卒業後、日経BP社で16年間、経済誌記者。2006年~07年ミシガン大学フルブライト客員研究員。2014年からフリージャーナリスト。2018年一橋大学大学院経営学修士。2021年4月より現職。内閣府男女共同参画計画実行・監視専門調査会委員、国際女性会議WAW!国内アドバイザー、東京都男女平等参画審議会委員、豊島区男女共同参画推進会議会長など男女平等関係の公職多数。著書に『稼ぐ妻 育てる夫』(勁草書房)、『炎上しない企業情報発信』(日本経済新聞出版)、『「男女格差後進国」の衝撃』(小学館新書)、『ジェンダーで見るヒットドラマ』(光文社新書)などがある。

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