見解部活動の問題です 根本は2000年くらいまで部活動をさかんに行なって、ある意味教育の中心においていた学校文化があると思います。年配の教員は当たり前のように部活動の指導をして、それを生徒指導に活かしていました 授業より部活動を楽しみにしている生徒たちも多く、成長していく姿がわかりやすく、満足度も高かったと思います。たいへんではあるものの、やりがいも感じている教員も多かったと感じます 一方、その時代から休日出勤や日常の業務過多でプライベートな生活も楽しめなかった教員も存在したのは事実です さて、現在です。部活動自体は以前よりは下火になっているとは思います。教員の仕事が増えてそこまで手が回らなくなり、また、部活動に意義も感じなくそれを言葉で表現する教員も出てきました 根本的な教員の働き方を問題とする現在、そもそもの「課外」である部活動をどうするか、移行期とはいうものの、早い対応が必要です
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コメンテータープロフィール
21世紀型教育機構理事。カリキュラムマネージャー(聖ドミニコ学園・星の杜中・高等学校・福山暁の星中・高等学校)。専修大学北上高校理事。現在、多くの学校の教育改革に関わる。1962年東京都出身、ニューヨークで生活の後、暁星学園に学ぶ。85年早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。暁星国際学園、ロサンゼルスインターナショナルスクールなどで教鞭を執る。元かえつ有明校長。香里ヌヴェール学院学院長。「2020年の大学入試」(講談社)「先生、この『問題』教えられますか」(洋泉社)「学校の大問題」(SBクリエイティブ)「いま知らないと後悔する2024年の大学入試改革」(青春出版社)
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