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石井万寿美

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まねき猫ホスピタル院長 獣医師

報告

解説奈良公園のシカは、神聖な存在として保護されており、殺処分が許されていません。 そのため、年々その数が増加し、観光客や住民にとって注意が必要な状況が続いています。そのことを理解して、奈良のシカに近づく必要があります。 特に発情期の9月下旬から11月は、シカが攻撃的になりやすく、観光客が角でつかれる事故が増加します。この季節には、シカが自身の縄張りを守ろうとする行動が活発になり、警戒心も強くなるため、人との接触で危険が伴います。 シカは犬や猫のように管理しやすい動物ではないため、頭数が増えるほどトラブルが起きやすくなります。奈良公園では「鹿寄せ」などの伝統行事もありますが、観光客はシカへの接し方をよく理解し、適切な距離を保つことが大切です。

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コメンテータープロフィール

石井万寿美

まねき猫ホスピタル院長 獣医師

大阪市生まれ。まねき猫ホスピタル院長、獣医師・作家。酪農学園大学大学院獣医研究科修了。大阪府守口市で開業。専門は食事療法をしながらがんの治療。その一方、新聞、雑誌で作家として活動。「動物のお医者さんになりたい(コスモヒルズ)」シリーズ「ますみ先生のにゃるほどジャーナル 動物のお医者さんの365日(青土社)」など著書多数。シニア犬と暮らしていた。

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