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佐々木洋(ささき隊長)

プロ・ナチュラリスト(プロの自然解説者)

報告

解説ニホンジカのオスが最も危険になるのが11月です。発情期で気がたっていることに加えて、つのが大きく成長しているからです。これは、山の中ばかりでなく公園でも同じです。あくまでも野生動物であることを改めて思い出し、できるだけ刺激をしないことが大切です。とくに、餌やりを面白半分に焦らしたり、セルフィースティックを近づけて写真を撮ることはぜったいにやめなくてはなりません。ニホンジカに限らず、野生動物と人間はじゅうぶんに距離をとってくらすことが、お互いの幸せにつながるのです。

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コメンテータープロフィール

佐々木洋(ささき隊長)

プロ・ナチュラリスト(プロの自然解説者)

1961年、東京都出身。 (財)日本自然保護協会の自然観察指導員、東京都鳥獣保護員などを経て、プロの自然案内人として30年以上にわたり自然解説活動を展開。 テレビやラジオ番組への出演、子どもたちへの自然観察指導、エコロジーツアーガイドなど、自然のおもしろさや大切さを案内している。NHK地域放送文化賞受賞。主なレギュラー出演番組 NHK「ダーウィンが来た!」テレビ朝日「スーパーJチャンネル」ほか。主な著書「となりのミステリー生物ずかん」時事通信社、「ぼくはプロ・ナチュラリスト」旬報社ほか。生きもの専門家集団「あにまにあ」リーダー。

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