補足わたしが産婦人科医として知る限りは、日本の医療において、日本人でないからと不利益を被ることはほぼなく、言葉や文化の違いにも可能な限り親身に対応されています。 ただ、各病院でいかなる言語にも対応できるわけではないので、デジタル機器の活用などにより現場の負担が軽減されるとすばらしいと思います。 外国人のサポートももちろん大事な取り組みですが、妊娠出産育児に関しては、日本人でないことのハードルよりも、日本人であっても、サポートが必要な人が適切なサポートにたどり着けず、孤立出産からの児遺棄などの悲しいケースがあとを絶ちません(昨日も同様の報道がありました)。 記事の本題とはそれますが、本当に困っている人がサポートにたどり着けるような政策をお願いしたいです。窓口があるだけでなく、たどり着けないと意味がないので、分かりやすく、広く認知されることも大事。妊娠駆け込み寺のような存在が必要と思います。
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コメンテータープロフィール
京都大学医学部卒業、東京大学大学院にて医学博士号を取得、双子含む四児の母。産婦人科診療の傍ら、病気の予防や性教育、女性のヘルスケアなど生きていく上で必要な知識や正確な医療情報とリテラシー、育児情報などを、SNS、メディア、企業研修などを通して発信している。また、子宮頸がん予防やSRHRの推進など社会活動も行っている。 みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト 代表 / みんリプ!みんなで知ろうSRHR 共同代表/メディカルフェムテックコンソーシアム 副代表