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飯塚真紀子

飯塚真紀子

認証済み

在米ジャーナリスト

報告

補足日本がバブルだった1980年代終わりは、日本企業の駐在員や日本人留学生がロサンゼルスには多数居住し、リトル東京はとても活気に満ちていました。筆者も、当時あったヤオハンというスーパーに毎週のように食品の買い出しに行っていましたが、ヤオハンは1997年に経営破綻し、その場所にはミツワ・マーケット・プレイスという日系スーパーがオープン、2009年にはそれも閉店し、その場所には韓国系のスーパーがオープンしました。この頃から、リトル東京から日本のカラーが失われて行ったように感じられます。「失われた30年」の間に、日本からの駐在員や留学生の数がすっかり減少してしまったことも、リトル東京の衰退に影響を与えていると思います。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 佐藤丙午

    拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

    見解個人的な思い出として、米国に住んでいた時、親に連れられて日本食品の買い出しにリトル・トウキョーに行き…続きを読む

  • 前嶋和弘

    上智大学総合グローバル学部教授

    補足何度も訪れたことがありますが、毎回、残念ながら少しずつ衰退していく流れでした。アジア系もだいぶ入りや…続きを読む

コメンテータープロフィール

大分県生まれ。早稲田大学卒業。出版社にて編集記者を務めた後、渡米。ロサンゼルスを拠点に、政治、経済、社会、トレンドなどをテーマに、様々なメディアに寄稿している。ノーム・チョムスキー、ロバート・シラー、ジェームズ・ワトソン、ジャレド・ダイアモンド、エズラ・ヴォーゲル、ジム・ロジャーズなど多数の知識人にインタビュー。著書に『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』(講談社刊)、『そしてぼくは銃口を向けた」』、『銃弾の向こう側』、『ある日本人ゲイの告白』(草思社刊)、訳書に『封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか』(講談社 )がある。

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