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堀向健太

堀向健太

認証済み

医学博士。日本アレルギー学会指導医。日本小児科学会指導医。

報告

補足手足口病は、コクサッキーウイルスA16型、エンテロウイルス71型など、さまざまなウイルスが原因になります。今シーズンはコクサッキーウイルスA6型が主な原因のようです。A6型は、手先・足先の発疹だけでなく、腕や脚、お尻やお腹、背中などにも大きな水疱をつくる場合があり、場合によっては爪が取れるような症状も起こることがあります[1]。 なお、手足口病は発疹があっても熱が下がって食欲が改善していれば登園可能です。 本来は『登園許可書』は不要とされていますが、園から指示されることもあるかもしれません。ウイルスの排出期間は、ウイルスの型で異なりますが、数週間以上は続くことが知られています[2]。 [1]流行し始めた手足口病で爪が取れる?原因ウイルスはひとつだけじゃない?小児科医が解説 [2]Pediatric Infectious Disease Journal 2021; 40:289-94.

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コメンテータープロフィール

堀向健太

医学博士。日本アレルギー学会指導医。日本小児科学会指導医。

小児科学会専門医・指導医。アレルギー学会専門医・指導医・代議員。1998年 鳥取大学医学部医学科卒業。鳥取大学医学部附属病院・関連病院での勤務を経て、2007年 国立成育医療センター(現国立成育医療研究センター)アレルギー科、2012年から現職。2014年、米国アレルギー臨床免疫学会雑誌に、世界初のアトピー性皮膚炎発症予防研究を発表。医学専門雑誌に年間10~20本寄稿しつつTwitter(フォロワー12万人)、Instagram(2.4万人)、音声メディアVoicy(5500人)などで情報発信。2020年6月Yahoo!ニュース 個人MVA受賞。※アイコンは青鹿ユウさん(@buruban)。

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