虫除けはどれを選ぶ?蚊のトリビア。
蚊が増えてきて、小児科外来でも『子どもに虫除けを使っても大丈夫でしょうか?』『蚊に刺されるとすごく腫れるのですが、病気なのでしょうか?』など、さまざまな質問を受けることが増えてきました。
安全な虫除けを探すうち、『有効性のない虫除け』や、『ハーブだけど実はリスクがある』を使用されている保護者さんも少なくありません。
そこで、どのような虫除けを選び、虫刺され対策をするかに関して、参考になる記事をまとめました。
▼なぜ蚊は人を刺すのか、その理由とは?「刺されやすい人」と「刺されにくい人」の違いは何か?蚊に刺されるとなぜかゆくなるのか?蚊に関するトリビア多数。
▼米国環境保護庁(EPA)認可の虫除けの解説。レモンユーカリ油は3歳未満の子どもには使用しない、ブレスレットやステッカー式の虫除けは効果が低い、電気虫除け器や超音波装置は蚊やマダニを防ぐ効果はないなど。
▼米国環境保護局(EPA)に登録されている虫除け成分には、ディート、イカリジン、レモンユーカリオイルなどがあります。ディートは広範囲の種類の虫に有効ですが年齢に応じて使用制限あり。イカリジンはディートよりも安全性が高く、特に匂いが少なく皮膚を刺激しにくい。オーガニック成分もありますが、効果の持続時間に注意が必要です。
▼SNSでよく見かける『蚊に刺されたら熱い蒸しタオルで温める』方法に関して。蚊に刺されたときの温熱療法の根拠は明確ではなく、特に子どもはやけどのリスクが高いため、冷やす方が無難でしょう。
なお、保湿剤と日焼け止め、虫よけの順番として、虫よけは最後に塗ります。
揮発して効果が出るので、一番外側が良いのですね。
そして蚊は、病気を運ぶこともあります。
まずは刺されないための対応をしてまいりましょう。
【この記事は、Yahoo!ニュース エキスパート オーサー編集部とオーサーが共同で企画したキュレーション記事です。キュレーション記事は、ひとつのテーマに関連する複数の記事をオーサーが選び、まとめたものです】