補足捕捉だが、キーウ国際社会学研究所の発表を見ると、今回の10月の調査結果は、ちょっと今までと様相が変わっている。 これまでは、徹底抗戦論が一貫して微減し、割譲容認論が一貫して微増するという推移だった。 それが、今回10月の調査結果では、割譲容認論が前回5月の調査と同じ32%で横這いだった一方、徹底抗戦論が55%から58%に増えたのである。 誤差の範囲内かもしれないが、徹底抗戦論が踏みとどまったという印象の方が強い。
コメンテータープロフィール
1964年静岡県生まれ。主な著作に、『不思議の国ベラルーシ ―ナショナリズムから遠く離れてー』、『ウクライナを知るための65章』(共編著)など。趣味は音楽鑑賞(主に1950~1970年代のソウル、ロック、ポップス)と、サッカー観戦(清水エスパルスのサポーター)。