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八田真行

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駿河台大学経済経営学部教授

報告

補足これまでブラジルの裁判所はX以外にも、WhatsAppやTelegramに一時停止命令を出したことがあります。警察の捜査に対してユーザの情報を提供しないからということでした。 さらに今回は、ISPとGoogleやApple等のアプリストアに対してXへのアクセスだけではなく、ブロック回避に使えるVPNすらも削除することを求めているようです(しばらく後にここだけ撤回されたという情報もあります)。時事通信で「特殊な技術」として言及されているのはVPNのことで、ユーザがVPNを用いてXを使おうとすると巨額の罰金を科せられるそうです。 VPNは他の用途もあるので全く受け入れられません。個人的にはイーロン・マスクも大概ですが、ブラジルの裁判官も意固地になっているように見えて困惑するばかりです。

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コメンテータープロフィール

八田真行

駿河台大学経済経営学部教授

1979年東京生まれ。東京大学経済学部卒、同大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。一般財団法人知的財産研究所特別研究員を経て、現在駿河台大学経済経営学部教授。専攻は経営組織論、経営情報論。Debian公式開発者、GNUプロジェクトメンバ、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)理事。Open Knowledge Japan発起人。共著に『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社)、『ソフトウェアの匠』(日経BP社)、共訳書に『海賊のジレンマ』(フィルムアート社)がある。

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