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畑中三応子

畑中三応子認証済み

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食文化研究家/料理編集者

報告

見解能登半島地震の被災地の復興支援のため、首都圏などで北陸3県の食を紹介するイベントが数多く開催され、当地の名物料理や菓子を目にする機会も多くなった現在、金沢・石川・北陸ならではのスナック菓子として、全国的な注目を集めそうです。 ビーバーの歯に似ていることから名づけたというのも、いかにも昭和っぽく、絶妙なネーミング。パッケージのキャラクターを見るだけで、思わず楽しい気分になってしまいますね。 揚げあられは全国に各種ありますが、白えび、カニなどでご当地色を出して付加価値を加えたのは、昭和期とは違って地産地消を重んじる現代にマッチしています。とらふぐを使ったスナック菓子は、おそらく日本初かもしれません。今後どんなフレーバーが登場するか、とても楽しみです。

コメンテータープロフィール

『シェフ・シリーズ』『暮しの設計』(ともに中央公論社)編集長をつとめるなど約350冊の料理書を手がけ、流行食を中心に近現代の食文化を研究・執筆。第3回「食生活ジャーナリスト大賞」ジャーナリズム部門大賞、Yahoo!ニュースエキスパート「ベストエキスパート2024」コメント部門グランプリ受賞。著書に『熱狂と欲望のヘルシーフード−「体にいいもの」にハマる日本人』(ウェッジ)、『ファッションフード、あります。−はやりの食べ物クロニクル』(ちくま文庫)、『〈メイド・イン・ジャパン〉の食文化史』『カリスマフード−肉・乳・米と日本人』(ともに春秋社)など。編集プロダクション「オフィスSNOW」代表。

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