補足自家製のシャーベットやアイスを作ろうと思って、100%果汁や、あんと生クリームを混ぜ合わせたものを何かの容器に流し、そのまま冷凍庫に入れただけでは、カチンカチンに固まるだけで口どけのよい氷菓にはなりません。 昔のアイスクリームレシピでは、凍らせている途中で何度も取り出してはスプーンでよくかき混ぜ、空気を含ませるようにしましたが、それでも結晶が残ってなめらかさには欠けました。 常温保存ができ、自宅の冷蔵庫で凍らせるアイス商品は、それだけでおいしく食べられるよう、すぐれた増粘剤や凝固剤などが駆使されています。旬の果物が、こうして日持ちのする氷菓として長く楽しめるようになったのは、新しい食品加工技術のたまものなのです。
コメンテータープロフィール
『シェフ・シリーズ』『暮しの設計』(ともに中央公論社)編集長をつとめるなど約350冊の料理書を手がけ、流行食を中心に近現代の食文化を研究・執筆。第3回「食生活ジャーナリスト大賞」ジャーナリズム部門大賞、Yahoo!ニュースエキスパート「ベストエキスパート2024」コメント部門グランプリ受賞。著書に『熱狂と欲望のヘルシーフード−「体にいいもの」にハマる日本人』(ウェッジ)、『ファッションフード、あります。−はやりの食べ物クロニクル』(ちくま文庫)、『〈メイド・イン・ジャパン〉の食文化史』『カリスマフード−肉・乳・米と日本人』(ともに春秋社)など。編集プロダクション「オフィスSNOW」代表。
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