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橋本愛喜

橋本愛喜

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報告

解説ひとつ強調しておきたいのは、宅配で指定できるのは「時間」ではなく「時間帯」であることです。 例えば17時~19時の時間帯指定に対し、17時ちょうどに配達に行くと「なんで17~19時の指定で17時に来るんだ、普通18時だろ」というクレームが起きることがあります。その要因は、この「帯」の意識の低さにあるといえます。 ちなみに、午前中のみ「時間帯」で指定できないのは、午前中に荷物やドライバーの作業が集中するためです。 そして、こうした時間帯指定、翌日指定などで現場が疲弊していることが知られるようになると「『急がない便』があればいい」という声が聞こえてくるのですが、急がない便を設けると、実は現場にもう1つ「急がなくていい荷物」としての仕分け作業を増やしたり、その荷物を確保しておくスペースが必要になるため、一概に「急がない便」が現場に優しいというものでもないことも知っておいていただきたいです。

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  • 森田富士夫

    物流ジャーナリスト

    見解昨年12月23日にもコメントしたように「時間指定」と「時間帯指定」は全く違う。「時間帯指定」は基本的…続きを読む

コメンテータープロフィール

フリーライター。大阪府生まれ。元工場経営者、トラックドライバー、日本語教師。ブルーカラーの労働環境、災害対策、文化差異、ジェンダー、差別などに関する社会問題を中心に執筆・講演などを行っている。著書に『トラックドライバーにも言わせて』(新潮新書)。メディア研究

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