見解すでにAIモデルを使った広告が「新聞広告賞」を受賞するなど(第43回、近畿大学)、AIモデルの「キャスティング」が進んでいます。 AIは社会の何に取って代わるか、という議論がAI普及以前にあった際に、エンタテインメントを挙げる方がAI研究者におられました。ホワイトカラーの仕事が奪われる、という専門外の方々の声が強い時期でした。現実は、そのAI研究者のおっしゃる通りになっています。 エンタテインメントは出演者に依存する部分が多くあり、現在はその出演者にリスクが高まってしまっています。出演者側の問題が増えているというより、社会環境の変化、社会からの声の変化が理由です。このようなリスクの高まりはマーケティング主体ではとても手に負えるものではないでしょう。今後もAIモデルが増えていくことが見込まれます。
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コメンテータープロフィール
番組・動画・イベント関連を中心に、エンタテインメント全般関係のマーケティングの解説を行います。 大学で教員としてマーケティングの理論研究と教育を行い、テレビ局で番組・フェスプロデューサーとして実務活動してきました。経験に基づくわかりやすい解説に努めます。 文京学院大学経営学部教授(マーケティング、消費者行動、マーケティングコミュニケーション)、京都大学博士(経済学)、プロデューサー(〜16 TOKYO IDOL PROJECTとTOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)総合P)。主な研究と活動の領域は、行動変容、社会変革、エンタテインメント(番組、動画、イベント、アイドル、ゲーム他)