Yahoo!ニュース

不破雷蔵

不破雷蔵

認証済み

「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者

報告

補足厚労省の人口動態統計によると、熱中症での死亡者は圧倒的に高齢者が多く、8割台が65歳以上の高齢者で占められています。その死亡者の発見場所としては、自宅(家)がもっとも多く、「詳細不明の場所」(実質的に家かその近所)が次いで多い状態です。 国立環境研究所の「熱中症患者速報」でも、高齢者の熱中症による搬送者数の半数以上は住宅・老人施設でとなっています。次いで道路・駐車場が多数。日本救急医学会の「熱中症の実態調査」によると、熱中症による搬送者に関して、世代別では高齢層ほど「エアコンの設置はしていたが停止中」の事例が多く、そして(年齢を問わず)エアコンが停止状態で搬送された熱中症患者ほど病症の重症度が大きいとの結果が出ています。 高齢者は本文指摘にある要素以外に、操作が分からない、加齢で温度感がにぶり暑さを実体感ほど認識できないことで、エアコンを使わない事例が想定されます。くれぐれもご注意を。

コメンテータープロフィール

不破雷蔵

「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者

ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。

関連リンク(外部サイト)

不破雷蔵の最近のコメント