見解総務省「家計調査」で夫婦高齢者無職世帯(65歳以上の夫婦のみで双方とも無職。子供などは同居せず)の家計収支を精査すると、収入面(合計282496円)では ・年金…217675円 ・その他…26905円 ・不足分(貯蓄取り崩しなど)…37916円 となり、毎月17.8%の赤字。貯蓄の取り崩しでまかなう計算となります(この数字は毎年変化します)。生活条件は条件次第で変化するため内情などが分からない以上、判断は難しくなりますが、カツカツの生活でも月13万円不足となります。パートなどが必要でしょう。 一方、今件では夫婦の貯蓄や夫の退職金について情報がありません。それ次第で判断は大きく違ってきます。例えば定年から20年生活が継続するとして、年金(15万円)以外で足りない額は132496×12×20≒3180万円。貯蓄と退職金合わせて、予備費も勘案すると3500万円あれば足りることになります。
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ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。
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