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不破雷蔵

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グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP  

報告

補足公開された実資料から消費支出の中身を確認すると、名目(純粋な額面)の前年同月比は消費支出そのものや食料、光熱水道、交通・通信、教養娯楽、その他でプラスですが、実質(物価変動考慮)では、プラスなのは光熱・水道とその他のみ。例えば食料は名目ではプラス2.7%ですが、実質ではマイナス0.8%。単に食料品の値上がりで消費額は増えているものの、消費量は減っていることを示唆します。実際、注意書きで確認すると「肉類、菓子類などが減少」とあり、食料品の値上がりの中で、嗜好品や贅沢品の購入を抑え、少しでも支出増を抑えようとしている実情がうかがえます。 名目・実質ともに増加しているのは光熱・水道とその他のみ。光熱・水道では物価全体の増加以上の値上がりが生じているようです。 本文では具体値が上がっていませんが、二人以上世帯のエンゲル係数は用途分類で27.9、勤労者世帯で26.7、無職世帯で29.8です。

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  • 岡部卓

    岡部卓認証済み

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    新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授

    補足本データから、支出に見合い収入が増えていない、また近年の物価高騰で家計が圧迫し、家計に占める飲食費の…続きを読む

コメンテータープロフィール

不破雷蔵

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ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。

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