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福田芽森

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循環器内科専門医

報告

補足記事によると、通報件数の増加により、救急車の到着が20年で3分遅くなっているとのこと。 救急要請の内容は様々だと思いますが、心停止の場合には、その方の救命には病院での高度な治療よりもまず、病院に着く前の胸骨圧迫とAEDが何より大切です。AEDの使用が1分遅れる毎に救命率はおよそ1割も低下するため、その処置は早いほど良いからです。 救急車到着前に、立ち会った人により胸骨圧迫とAEDがなされているのが一番ですが、救急隊ではそれが確実です。 必要な方に速やかに処置がなされるように、記事にある「救急車が到着するまでの応急手当てを近くの企業の消防団が担う取り組み」は大変素晴らしいと思います。 併せて、改めて以下の情報が有用であると感じました。 ・総務省消防庁より:救急車を呼ぶか迷った場合の相談窓口「♯7119」

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コメンテータープロフィール

東京女子医科大学卒業後、独立行政法人国立病院機構 東京医療センターで初期研修を積む。同院循環器内科に所属ののち、慶應義塾大学循環器内科に勤務。現在はAI医療機器開発ベンチャー企業で臨床開発を担当し、京都大学公衆衛生大学院に在学中。産業医としても活動し、働く人の健康をサポートしている。循環器内科専門医、日本循環器学会広報部会/COVID-19対策特命チーム所属、認定産業医、ACLS(米国心臓協会二次救命処置)インストラクター、JMECC(日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)インストラクター、レジリエンストレーニング講師(The School of Positive Psychology)。

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