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安積明子

安積明子

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政治ジャーナリスト

報告

チョ・グク氏の実質11時間にわたる会見は、果たして正義のためだけのものなのでしょうか。そもそも韓国と日本とは政治的土壌が全く異なります。たとえ森友加計問題で疑惑が残ったとしても安倍政権が安泰なのは、国民は森友加計問題だけが国の問題とは考えていないから。またこれで安倍首相の政治生命が断たれることはありません。 しかし韓国の場合、大統領が倒れたらそれまでの権力は一掃されてしまいます。大統領あるいは疑惑を持たれた側近は逮捕され、社会的な制裁を受けるわけです。文大統領の筆頭秘書の立場にいたチョ氏が会見をやりきるかどうかは、そのまま文大統領の政治生命に直結する。さらにチョ氏の家族に関する疑惑なので、家族への影響は必至。崔順実の娘がどうなったかを覚えていますか。 さらにいえば道理や正義を重視しているのは、条約の履行を求める日本の方です。日本は法治国家で韓国は人治国家であることを忘れてはいけません。

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  • 高橋浩祐

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コメンテータープロフィール

兵庫県出身。姫路西高校、慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格後、政策担当秘書として勤務。テレビやラジオに出演の他、「野党共闘(泣)。」「“小池”にはまって、さあ大変!ー希望の党の凋落と突然の代表辞任」(ワニブックスPLUS新書)を執筆。「記者会見」の現場で見た永田町の懲りない人々」(青林堂)に続き、「『新聞記者』という欺瞞ー『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)が咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を連続受賞。2021年に「新聞・テレビではわからない永田町のリアル」(青林堂)と「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)を刊行。姫路ふるさと大使。

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