Yahoo!ニュース

荒川和久

荒川和久認証済み

認証済み

独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

報告

補足独身者が帰省した際に、親または兄弟親戚から「まだ結婚しないのか」の圧は、当然昔の方が激しかったわけですが、まだ地域によるお見合いによる結婚お膳立てシステムが機能していた時代は、「まだ結婚しないのか」は単なる枕詞で、続いて「この人とお見合いしてみろ」と見合いの段取りが設定されていることも多かったようです。勿論、強制ではないですが、皆婚を実現させたのはそうしたお節介があったことも否定できません。今は、そもそも地域での見合いのネットワークは機能していませんのでそんなことはとてもできなくなりましたが。 但し、そうしたことを言われるのも30代まで。40歳を過ぎると親も諦めるのか、気を使うのか、そうした話題は出なくなります。親自身の年齢も70代にさしかかり、帰省時の話題も葬式やお墓の事、相続の話などに自然とシフトしていく傾向があります。 結婚の話が出なくなればなったで それも寂しいものかもしれません。

コメンテータープロフィール

荒川和久

独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

広告会社において、数多くの企業のマーケティング戦略立案やクリエイティブ実務を担当した後、「ソロ経済・文化研究所」を立ち上げ独立。ソロ社会論および非婚化する独身生活者研究の第一人者としてメディアに多数出演。著書に『「居場所がない」人たち』『知らないとヤバい ソロ社会マーケティングの本質』『結婚滅亡』『ソロエコノミーの襲来』『超ソロ社会』『結婚しない男たち』『「一人で生きる」が当たり前になる社会』などがある。

荒川和久の最近のコメント