Yahoo!ニュース

阿古智子

阿古智子

認証済み

東京大学 総合文化研究科 教授

報告

見解中国共産党で対外交流を担当する中央対外連絡部(中連部)の部長を務める劉建超氏は、外相の後任としても有力視されている。1月にはアメリカでブリンケン国務長官や国連のグテレス事務総長らと、2月には米商工会議所会頭らと北京で会談した。昨今、中国政府は欧米、ロシア、中東、グローバルサウスに至るまで、世界の全方位に対して積極的に外交活動を展開している。日本との関係については、特にアメリカの同盟国という立ち位置を強く認識しつつ、経済、政治、軍事に及ぶ問題をめぐって駆け引きを展開しようとしているのではないか。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 富坂聰

    拓殖大学海外事情研究所教授

    解説中国は日本との関係を対米関係の従属変数と位置づけている。そのアメリカとの関係は「長期戦」。短期的な改…続きを読む

コメンテータープロフィール

阿古智子

東京大学 総合文化研究科 教授

1971年大阪府生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。大阪外国語大学、名古屋大学大学院を経て、香港大学教育学系Ph.D(博士)取得。在中国日本大使館専門調査員、早稲田大学准教授などを経て、2013年より現職。主な著書に『貧者を喰らう国―中国格差社会からの警告』(新潮選書)、『超大国中国のゆくえ―勃興する民』(新保敦子と共著、東京大学出版会)、『香港 あなたはどこへ向かうのか』(出版舎ジグ)など。

阿古智子の最近のコメント

  • 阿古智子

    東京大学 総合文化研究科 教授

    見解亡くなられた中国人女性に心から哀悼の意を捧げます。犯人がどのような思いを持って、日本人学校のスクール…続きを読む

    こちらの記事は掲載が終了しています

  • 阿古智子

    東京大学 総合文化研究科 教授

    見解蘇州は中国の中でも日系企業が非常に多い地域であり、日系企業もハイテク産業の発展に大いに力を発揮し、中…続きを読む

    こちらの記事は掲載が終了しています