加害者の心情聞き 2度傷つく遺族
「返ってきた言葉はひどいものでした」2度傷つけられる犯罪被害者 「心情等伝達制度」の光と影 #令和の人権
Yahoo!ニュース オリジナル 特集オリジナル受刑中の加害者に、被害者や遺族の心情を伝える制度が、2023年12月にスタートして1年が経った。この「心情等伝達制度(刑の執行段階等における被害者等の心情等の聴取・伝達制度)」は、開始から1年で136件の申し込みの受理があった。実際に聴取したのが122件、加害者への伝達まで及んだものが113件。遺族の言葉を真摯に受け止め、反省と謝罪の気持ちを表明する加害者がいる一方で、遺族に対して被害者をおとしめるような言葉を投げつける事態も生じている。利用した遺族を訪ね歩き、3回連載で実態と課題を探る。(取材・文:藤井誠二/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)