インフルエンザ「pdm09型」猛威 2009年にも大流行 医師「免疫持つ人少ない」
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かつて大流行したウイルス株が猛威を振るっています。 ■予防するには? インフルエンザの全国の患者報告数は、2週間前までは1医療機関あたり「19.06人」で警報は福岡と大分の2県だけでした。 しかし、最新のデータでは「42.66人」と倍以上に増え、警報レベルの都道府県は36になりました。 東京都内のクリニックでも患者が急増し、対応に追われています。 いとう王子内科外科クリニック 伊藤博道院長 「どんな症状出てきました?」 患者 「起きたら体が異常に熱くて。めっちゃだるくてめっちゃのどが痛くて」 伊藤院長 「インフルエンザとコロナの抗原検査をさせてもらったところ、やはりインフルエンザのAが陽性でした」 なぜ、感染者数が増えているのでしょうか? 伊藤院長 「今年広がっているウイルスの型が『インフルエンザA』の中でも、どうやら東京都内のデータを見ると『pdm09型』という、かつて10年前に大流行した強い感染力を持つウイルスの株」 猛威をふるっているという「インフルエンザA pdm09型」は2009年に大流行したインフルエンザの型で、「2009」と「パンデミック(pandemic)」のpdmが由来です。当時は「新型インフルエンザH1N1型」と呼ばれていました。 他の季節性インフルエンザに比べ感染力が強く、前回の大流行から年数が経過しているため、強い免疫力を持っている人はとても少ないといいます。 伊藤院長 「(Q.予防するには?)歯磨きを怠って口腔(こうくう)内の菌が増えると、ウイルス感染が起こりやすくなるということが最近データで示されています。ですから歯磨きもキチンとすると。それから、体を温かくして長めに寝ることが大事です」 (「グッド!モーニング」2024年12月29日放送分より)
テレビ朝日