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スマートリモコンは「スマホで家電一括操作」だけじゃない!手放せなくなる超便利アイテムです

わだIT活用アドバイザー

片っ端からすぐ忘れる、身体が痛いのは日常茶飯事。老眼でスマホ文字はは超BIG。そんなシニアの日々をITでもっと便利で快適なものにしたい!シニア世代突入間近な筆者が、高齢の親と自分自身のため、シニア世代の生活改善に役立つガジェットやネットサービスを探し回って紹介します!

「もうスマートリモコンなしの生活なんて考えられない」

という人が現れるほど、ヘビー愛用者も急増しているのが「スマートリモコン」です。

人気なのは「Nature Remo mini 2」(5,980円)「SwitchBot ハブミニ」(3,980円)で、他にも何社かから同様の製品が発売されています。
§価格は2022年5月7日時点Yahoo!ショッピング調べ(ショップにより価格は異なります)

私は両方持っていて、おススメは価格も安く関連製品のラインナップが充実している「SwitchBot ハブミニ」です。自宅用に1台、高齢の親が暮らす実家に2台(リビングと寝室)導入済です。

スマートリモコンがあれば「リモコンどこ?」もなくなる

一体どんなことができるのか。
エアコンやテレビ、照明器具などのリモコンを登録し、専用スマホアプリで家電製品を一括操作できるようにしてくれるものです。

最新&IoT(ネット連携)のハイエンド製品であれば、単独でスマホ操作したりスマートスピーカーと連携させて音声コントロールできるものもありますが、このスマートリモコンがあれば、既存の普通のエアコンやテレビでできちゃうんです。

右側の小さな白い箱状のものがスマートリモコンです。Wi-Fiでインターネット接続させ、スマホアプリで操作すると、この箱状のものが赤外線信号を発し、エアコンやテレビのON-OFFや設定温度変更、チャンネル変更をしてくれます。

スマホアプリから、登録した家電製品を操作できるので、テーブルの上がリモコンだらけになることもなく、「あれ、どこに置いたっけ?」と探し回ることもなくなります。

家族それぞれが自分のスマホに専用アプリを入れておけば、「リモコンとって」なんて声をかける必要もなく、手元のスマホから家電操作できます。

本当の便利さはここから!音声操作に遠隔操作、オートメーションも!

これだけじゃ「別にリモコン操作で問題ないけどなあ」と思う方も多いでしょう。私もそうでした。いちいちアプリ開くより、リモコン押すほうが楽だし。

でも違うんです。
他の製品と組み合わせることで、超便利になるんです。

スマートスピーカーと組み合わせて「音声操作」

「Google Nest mini」やAmazonの「Echo Dot」などのスマートスピーカーと組み合わせれば、音声操作ができるようになります。

「OK Google、エアコンをつけて」
「Alexa、テレビを消して」

この便利さは実際に使ってみないとわからないもの。

家でテレワークしながら、「ちょっと暗くなってきたかな」と思ったら「OK Google、電気を付けて」というだけ。リモコンを置いた場所まで行く必要も、部屋の入口まで歩いていき壁スイッチを押す必要もありません(壁スイッチを物理的に押す「指ロボット」が必要)。

プラモデル製作途中だったり調理中で手がふさがっていても音声操作なら問題ありません。帰宅して買った食材を冷蔵庫に入れながら「Alexa、エアコンをつけて」と言ってエアコンをONにすることもできます。

夜、暗い部屋に入ってから壁スイッチを探ることもなくなりました。近付きながら「寝室の電気をつけて」と言うだけ。人感センサーと組み合わせれば、さらに便利になります。

遠隔操作で夏冬の不快な時間をなくす

これも便利。例えば真夏の帰宅時、あと10分くらいで家につくというところでスマホアプリを操作して冷房をONに。一歩家に入ればひんやりした空気に包まれ、汗も一瞬で引きます。

逆に消し忘れた家電製品を、外出先からOFFにすることもできます。

私は母が一人暮らしする実家のリビングと寝室にスマートリモコンを設置しています。高齢の母は最近「暑さ」をあまり感じなくなり、真夏日にエアコンをつけず熱中症で救急搬送されたこともあります。

今はネット経由で室温確認できるSwitchBotの温湿度計も置いているので、見守り用のネットワークカメラで確認し「このままじゃ熱中症になるな」と思えば、電話で連絡してエアコンをつけるよう促したり、寝室で寝てしまっているなら遠隔操作でONにすることもできます。

自動化でちょっと近未来ちっくな生活を実現

自動化も便利。

例えば先程の「外出前にエアコンをつける」というもの。いちいちスマホアプリ操作しなくても、「IFTTT(イフト)」というサービスを使えば、スマホのGPSによる位置情報をトリガーにSwitchBot製品の操作が可能なので、自宅から3キロメートル範囲に入ったらエアコンをつけるという設定が可能です。

さまざまなサービスが連携できる「IFTTT(イフト)」の使い方:IFTTT入門 - @IT

毎朝起きた時に寝室のスマートスピーカーに「OK Google、おはよう」と言えば、それをトリガーにリビングのエアコンをつけ、カーテンを開けるという設定も可能です。ちなみにカーテンレールに取り付けてカーテンを開閉する「SwitchBotカーテン」は一個7,760円で売られています。

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腰痛持ちの人であれば、重度のぎっくり腰で「ソファから立ち上がるのもおっかなびっくり」という、厳しい状況に陥ったこともあるでしょう。

年を重ねると、身体の不調に悩むことも増えます。「家の中のあらゆる家電や音響機器、照明器具などを音声・遠隔操作」できるようにしておくのは、そんな時の備えになります。

玄関に取り付けた開閉センサーと連動させ、帰宅時に照明器具やエアコンをまとめて自動でつけたり、外出時にテレビなどすべてオフにする設定も可能です。

自宅を後付けでスマートホーム化。

高齢の親のために設定しても喜ばれるはずです。

IT活用アドバイザー

ひとりで暮らす実親の遠隔見守り・サポートのため築40年の実家をDIYスマートホーム化。その経験とノウハウをサイトや電子書籍など通じて発信している。実現したいのはITを活用して高齢者の生活をもっと快適でストレスのないものにすること、そして支える家族の負担を減らすこと。親世代はもちろんのこと自分達の老後がよりよいものとなるよう、高齢者向けテクノロジー「シニアテック」の動向にも注目。

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